犬種の買いにくさランキング|迎えにくい犬種とその理由を解説

迎えにくい犬種は、頭数の少なさ・人気による待機・価格の高さ・希少色や血統で決まります。とくに待たされやすいのは、秋田犬・ゴールデンレトリバー・フレンチブルドッグ・ボーダーコリーです。相場は35万円を超えることも多く、希少色ならさらに上振れします。数か月から半年待ちも珍しくありません。焦って安い個体に飛びつかず、待機を前提に探すのが現実的です。

「この犬種、なかなか見つからない」。子犬を探し始めて数週間、同じ検索を繰り返している方から、こういう相談をよく受けます。なぜ数が少ないの?待てば会えるの?高いのは足元を見られているんじゃないか?迎えにくい犬種ほど、期待と不安が入り混じって、決めきれない。そういう方が本当に多いんです。

わんにゃんラブブリーダーです。ブリーダー直販のポータルを運営し、日々、見学や問い合わせに向き合っています。正直なところ、迎えにくさには理由があります。出産の負担が大きい、飼える環境が限られる、人気に頭数が追いつかない。この記事では、頭数・価格・待機・希少性という判断基準で20犬種を並べ、「なぜ会えないのか」「どう待てばいいのか」をあなた自身が納得して判断できる状態を目指します。順位は傾向であって、時期や個体で変わる、という前提も一緒にお伝えします。特定の犬種を悪く言う話ではありません。

順位の前に、迎えにくさの正体を知る

「人気だから高い」だけでは、迎えにくさは説明できません。なぜその犬種が手に入りにくいのか。理由を知っておくと、長い待機にも納得して臨めます。

迎えにくさを生む4つの要因

  • 頭数の少なさ:繁殖しているブリーダーが限られ、そもそも生まれる子犬が少ない。
  • 人気による待機:需要に供給が追いつかず、予約が数か月から半年待ちになる。
  • 価格の高さ:相場が35万円を超え、希少色や優れた血統ではさらに上がる。
  • 希少色・血統:珍しい毛色やショー系の血統は、生まれる数が極端に少ない。

この4つは、他のブリーダーや他のサイトを見るときの物差しにもなります。特定の販売者だけに都合よく効く基準ではありません。だから比較検討にそのまま使ってください。

先に知っておきたい、順位のぶれ方

  • 出産シーズンで変わる:タイミングが合えば、迎えにくい犬種でも急に会えることがある。
  • 同じ犬種でも別世界:標準色なら見つかっても、希少色は桁違いに待つ。
  • 地域で偏る:全国では少なくても、特定地域には繁殖者が集まっていることがある。

買いにくさランキング(20犬種)

ここからは順位です。各犬種の「なぜ迎えにくいのか」を明記しました。価格は相場感で、健康状態やマイクロチップ装着の有無でも動きます。2022年6月から、販売される犬猫にはマイクロチップの装着が義務づけられており、その費用が価格に含まれることも増えています。

1位から6位:頭数と環境の壁が高い

  1. 秋田犬:大型の日本犬で、繁殖しているブリーダーが地域的に偏る。全国で見ると出会いにくく、飼育環境も選ぶ。目安25万〜45万円。待機が長引きやすい。
  2. ゴールデンレトリバー:大型で飼える住環境が限られるため、繁殖数も需要も絞られる。出産数が少なく、次の出産待ちになりやすい。目安25万〜45万円。
  3. フレンチブルドッグ:人気は最上位クラスなのに、出産の負担が大きく頭数が増えにくい。帝王切開が一般的で繁殖のハードルが高い。目安35万〜60万円、希少色は70万円超も。
  4. ボーダーコリー:非常に賢く運動量が多いため飼い手を選び、繁殖も限られる。飼育環境のハードルが高い分、迎えるまで時間がかかる。目安25万〜45万円。
  5. ジャックラッセルテリア:運動量が多く飼育難度が高いため、繁殖するブリーダーが少ない。頭数が限られ、探すのに時間がかかりやすい。目安25万〜42万円。
  6. ウェルシュ・コーギー:人気の割に繁殖数が多くなく、時期によって待機が出る。断尾をめぐる考え方の変化もあり、繁殖方針が分かれてきている。目安25万〜42万円。

正直なところ、この6犬種は「今すぐ見学」が難しいことが多いです。実際、当ポータルへの問い合わせでも、この層は「次の出産を待っていただくかもしれません」とお答えするケースが目立ちます。

7位から13位:色や血統でハードルが上がる

  1. ビションフリーゼ:人気が急上昇し、頭数が追いつかない。真っ白でふわふわの被毛が定番で、質の良い個体は待機が出やすい。目安28万〜45万円。
  2. キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル:温和で人気だが繁殖者が限られる。毛色によっては数が少なく、希望の色だと待つことがある。目安25万〜42万円。
  3. パグ:根強い人気に対し頭数がやや絞られる。フレンチブルドッグ同様、出産の負担があり増えにくい。シーズンで待機が出る。目安25万〜42万円。
  4. ポメラニアン:全体では流通するが、白やブラックタンなどの色は数が少なく探しにくい。人気色は価格も上がる。目安22万〜38万円、希少色は上振れ。
  5. ミニチュアシュナウザー:飼いやすさで人気だが繁殖の裾野は中位。ホワイトなどの珍しい毛色は頭数が限られる。目安22万〜38万円。
  6. ヨークシャーテリア:毛色の変化が個体で大きく、理想の被毛の子は数が限られる。好みが強いほど出会いに時間がかかる。目安22万〜40万円。
  7. ミニチュアピンシャー:飼いやすいが繁殖数がもともと多くない。こだわると選択肢が狭く、地域によっては見つけにくい。目安20万〜35万円。

よくあるのが、この層で「色」にこだわって長く探すケース。希少色は魅力的ですが、待機を覚悟しておくと、気持ちに余裕が生まれます。ケースによりますが、標準色に目を向けると一気に見つかることもあります。

14位から20位:全体では流通するが、条件しだいで待つ

  1. ビーグル:中型で飼育環境を選ぶため、都市部では見学先が限られることがある。目安20万〜35万円。地域差が出やすい。
  2. シーズー:手頃で流通するが、理想の顔立ちや毛色を求めると選択肢が絞られる。目安18万〜32万円。
  3. マルチーズ:白の被毛が定番で流通は安定しているが、ショー系の血統や理想的な毛質を求めると数が減る。目安20万〜35万円。
  4. 柴犬:標準色は多いが、豆柴を名乗る小さめの個体や黒毛の良質な子は探しにくい。目安20万〜35万円。
  5. ミニチュアダックスフンド:全体は多いが、クリームやダップルなど特定カラーは数が限られる。目安18万〜33万円、希少色は上振れ。
  6. チワワ:流通量は多いものの、極端に小さい個体や希少色は例外的に高くなり待機も出る。目安20万〜35万円。
  7. トイプードル:もっとも数が多い犬種でも、レッドやシルバーの良質な個体、極小サイズは待機や高値になりやすい。目安25万〜40万円、条件しだいで上振れ。

実は、下位の犬種でも「条件」を足すと途端に迎えにくくなります。犬種の順位より、あなたの希望条件のほうが入手性を左右する、というのが現場の実感です。

現場から見た、迎えにくさとの向き合い方

順位は目安です。ここからは、日々問い合わせに向き合う立場から、待つときに気をつけてほしいことをお伝えします。

待たされる犬種ほど、焦りが判断を鈍らせる

以前、フレンチブルドッグの希少色をどうしても迎えたい、という方がいました。半年探しても見つからず、あるとき相場よりかなり安い個体の情報に飛びつきそうになっていました。私はいったん止めて、登録番号と健康管理の記録を確認しましょうとお伝えしました。犬猫の販売は動物愛護管理法に基づく第一種動物取扱業の登録が必要で、犬猫等販売業には健康安全計画や獣医師との連携、生後56日以下の販売制限といった上乗せ基準があります。希少で高いはずの犬種が不自然に安いときは、この手続きが省かれていないかを疑う。その方は結局、正規のブリーダーの次の出産を待ち、記録の確かな子を迎えました。待つ勇気が、後悔を防ぐこともあります。

「待機リスト」の実際

「予約って、どのくらい待つんですか」。迎えにくい犬種で必ず出る質問です。秋田犬やゴールデンレトリバーだと「次の出産の予定を見ながら、数か月お待ちいただくことがあります」とお答えします。フレンチブルドッグの希少色なら、半年以上のこともある。一方で、標準色に広げれば数か月で会えることも多い。待機は健全な繁殖の裏返しでもあります。無理に頭数を増やす繁殖は、母犬にも子犬にも負担がかかる。環境省の適正飼養管理基準でも、繁殖犬は1人当たり15頭という目安が示されています。待つことは、その基準を守るブリーダーを選ぶことでもあるんです。

希少色にこだわる前に、一度立ち止まる

希少色を求める方には、いつもお伝えすることがあります。珍しい毛色は魅力的ですが、繁殖の無理につながることもあります。標準色にも、その子だけの個性が必ずある。色の希少さで待ち続けるより、目の前の一頭と相性が合うかを見てほしい。迷ったら、条件を一つ外してみる。それだけで、出会いはぐっと近づきます。

迎える前に多い質問

Q1. いちばん迎えにくい犬種はどれですか

A1. 傾向としては秋田犬とゴールデンレトリバーです。大型で飼育環境が限られ、繁殖数が少ないため、次の出産待ちになりやすい。フレンチブルドッグは頭数の少なさと価格の高さの両方で迎えにくい部類です。

Q2. 待てばいつかは会えますか

A2. 多くの場合は会えます。数か月から半年の待機を見込めば、正規のブリーダーの出産で出会える可能性は高い。ただし希少色は待機がさらに延びるので、標準色も選択肢に入れると出会いは早まります。

Q3. 迎えにくい犬種が高いのは、足元を見られているからですか

A3. いいえ、多くは頭数の少なさが理由です。出産の負担が大きく数が増えない、飼育環境が限られる、といった事情で相場が上がります。ただし相場から大きく外れた価格は、根拠を確認してから判断してください。

Q4. 相場より安い希少色の子犬は買いですか

A4. 慎重に見てください。希少で高いはずの犬種が不自然に安い場合、登録や健康管理の基準が省かれている恐れがあります。登録番号・ワクチン・マイクロチップの記録をそろえ、複数のブリーダーで比較しましょう。

Q5. 待機リストに入れば必ず迎えられますか

A5. 確約ではありません。出産数や子犬の健康状態によって、次の機会になることもあります。ケースによりますが、複数のブリーダーに相談しておくと、待機の負担が分散して現実的です。

Q6. 大型犬はなぜ迎えにくいのですか

A6. 飼える住環境が限られ、需要も供給も絞られるためです。繁殖数が少なく、待機が出やすい。迎えたあとの食費や医療費も相応にかかるので、暮らしの余裕まで見込んで判断してください。

Q7. 迎えにくい犬種を選ぶメリットはありますか

A7. 待機がある分、繁殖環境を丁寧に確認できる時間が持てます。焦って決めずに済み、記録や親犬の様子まで見て選べる。じっくり比較したい方には、むしろ向いている面もあります。

Q8. どうしても待てない場合はどうすればいいですか

A8. 条件を一つ緩めるのが近道です。希少色を標準色に、極小サイズを標準サイズに広げるだけで入手性は大きく変わります。犬種そのものより、条件が入手性を左右する、と考えると選びやすくなります。

最後に、待つ前に確認しておきたいこと

  • 迎えにくさは頭数の少なさ・人気による待機・価格の高さ・希少色や血統で決まる。
  • 待たされやすいのは秋田犬・ゴールデンレトリバー・フレンチブルドッグ・ボーダーコリー。数か月〜半年待ちもある。
  • 順位は傾向。同じ犬種でも標準色なら見つかり、希少色や条件を足すと一気に迎えにくくなる。
  • 不自然に安い希少色は要注意。登録番号と健康管理の記録を確認し、複数を比較してから判断する。

迎えたい犬種が決まっていて、待つ覚悟ができたら、まずは今の出産予定や在籍状況を確認するのが早道です。条件に合う子を探すなら子犬・子猫を探すから。気になる子や、次の出産の相談をしたいなら、無料の会員登録をして問い合わせてみてください。犬種や待機で迷っているなら、事務局への問い合わせで相談だけでも大丈夫です。待つ時間は、いい出会いのための準備期間でもあります。焦らず、あなたに合う一頭を選んでいきましょう。

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